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心臓病と高齢者 Vol.3

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心臓病と高齢者 ~意識調査からわかる心臓病への理解と対応~vol.3 「家族の声に耳をかたむけて。」

階段を上った後胸がドキドキする動悸がおさまらなかったり、いつもの散歩ルートなのに息切れがしたり…。

普段の生活の中で感じるからだの変化には、心臓の不調の兆しが隠れていることがあります。動悸や息切れは、心臓からの大切なサイン。それを「年のせいだからしかたない」と見過ごしてしまわず、検査を受けてみませんか。受診により、心疾患の早期発見ができるかもしれません。そして、それは適切なタイミングでの治療につながります。

エドワーズライフサイエンス株式会社(以下、エドワーズ)では、全国47都道府県の65歳以上の高齢者と介護者計1600名を対象に心臓病のリスクと負担に関する2つの調査「心臓の健康に関する意識調査」と「高齢者の生活充実度指数調査」を実施しました。

調査の結果わかったのは、高齢者と高齢者の介護をされている皆さんの間に、生活の中での変化やからだの調子について、認識の違いがあるということです。

「自分でできるから大丈夫」は、本当に大丈夫?

高齢者の皆さんの3人に1人は、ご自身の健康状態について「良好」と評価しています。しかし、介護者の皆さんで「良好」と評価しているのはその半数以下です。

逆に、自身の健康状態を「不良」と考える高齢者の皆さんが1割弱であるのに対し、介護者の皆さんはその倍、2割以上の方が、高齢のご家族の健康状態を「不良」と回答しています。

自分では毎日元気に過ごしていると思っていても、見守る家族の目には、心配に映ることがあるのかもしれません。

I can do myself
I can do myself
I can do myself

*「心臓の健康に関する意識調査」より

また、高齢者の皆さんの大半は、ご自身が自立・独立できていると考え、食事、入浴、着替えなどの日常生活のニーズを満たす能力は制限されていないと感じています。一方、介護者の皆さんの半数以上は、高齢のご家族が日常生活において「自分のサポートを必要としている」と考えています。

自立・独立できていることは、とても大切なことです。ただ、「自分のことはなるべく自分で」と思うあまり、つい無理をしてしまったり、からだや生活の変化に気づかなかったり、軽く考えてしまっているのかもしれません。

Heart Health Awareness Survey
Heart Health Awareness Survey
Heart Health Awareness Survey

*「心臓の健康に関する意識調査」より

家族だから気づける変化もある。

自分では気づきにくい日々の生活の中での小さな変化も、ご家族が気づくこともあります。家族から「最近、階段を上がる時、息切れして大変そうだね」「最近、お散歩にあまりで出ていないね」とからだや生活の変化に気がついた声がけがあった時には、かかりつけ医に相談しましょう。ご家族や介護者の皆さんは、あなたに「いつまでも、元気でいてほしい」と願っています。ぜひ、ご家族の声に耳をかたむけてください。

高齢者の皆さんがこれからも健やかな毎日を過ごしていくために、日頃からのセルフチェックと医師による定期的な検査を、ぜひ、習慣にしてください。

Some changes
Some changes
Some changes

「心臓弁膜症サイト」心臓弁膜症チェックシート
こちらでは、簡単に心臓病(心臓弁膜症)のセルフチェックをおこなえます。
ぜひ、自分のからだの変化に気づくきっかけとしてお役立てください。

心臓の健康に関する意識調査】について
対象:全国の高齢者65~80歳の男女800名、介護者:65歳以上の家族の介護の主な担い手である35~64歳の介護者800名、合計1600名方法:インターネットにて、2022年2月22日~3月8日に実施

高齢者の生活充実度指数調査】について
対象:全国の高齢者65~80歳の男女800名、介護者:65歳以上の家族の介護の主な担い手である35~64歳の介護者800名、合計1600名方法:インターネットにて、2022年8月8日~9月5日に実施

このコラムは、3回シリーズ「心臓病と高齢者 ~意識調査からわかる心臓病への理解と対応~」の3回目となります。
1回目:息切れや動悸は『年のせい』だと思っていませんか?
2回目:心疾患は、早期発見が大切。定期的検査がカギに。