Skip to main content
Edwards Lifesciences Logo

大動脈弁閉鎖不全症(AR)を見逃さない

黄色いシャツを着た女性
黄色いシャツを着た女性
黄色いシャツを着た女性

慢性重症ARの手術適応

慢性ARの手術適応は、症状の有無、左室駆出率(LVEF)、左室の大きさ、左室収縮末期経(LVESD)と左室拡張末期径(LVEDD)によって推奨度合いが変わります(下図)。

慢性ARでは重症で症状を認めた場合、積極的に手術を検討する必要があります。

症状がなくても、心機能低下や心拡大が進行している場合には、手術のタイミングが遅れないように注意が必要です。

Infographic
Infographic
Infographic

ARを根治するための治療には、主に外科的大動脈弁置換術(SAVR)がありますが、弁形成術(SAVP)が行われる場合もあります。

弁置換術は自己の弁を人工弁に入れ替える方法で、人工弁には機械弁と生体弁の2種類があります。60歳未満では機械弁、 65歳以上では生体弁が望ましいとされ、その間の年齢ではどちらでもよいとされていますが、それぞれの長所、短所を十分に説明したうえで、最終的には患者さんの判断により決定することが推奨1 されています。

参考文献

  1. 日本循環器学会/日本胸部外科学会/日本血管外科学会/日本心臓血管外科学会合同ガイドライン、2020年改訂版弁膜症治療のガイドライン. https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/04/JCS2020_Izumi_Eishi.pdf(2023年4月閲覧)