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私の
「探求心」が
動き出す

Patient interview 5
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Interview

心臓手術経験者インタビュー

Series #5
Series #5
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連載#5  
渡辺さん(神奈川県在住)

Series #5
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長年フリーライター&エディターとして活動し、現在は制作会社でディレクターを務めている渡辺さん。職業がら探究心が旺盛で、趣味であるコーヒーの焙煎にも情熱を傾けています。

心臓弁の手術に至ったいきさつやその経験から得たこと、今の思いなどについて語っていただきました。

私の 探求心 が動き出す

普段は制作ディレクター、 時々コーヒー店店主

Production director
Production director
Production director

僕は今、企業のサステナビリティレポートや統合報告書を制作する会社で編集・制作ディレクターを務めています。キャリアの出発点は人材会社で採用広告のディレクター、その後はフリーライターとして環境雑誌やビジネス誌などを中心に取材執筆を重ねてきました。長年培ってきた「人材+環境」の知識は、現在の仕事にも大いに役立っています。

一方で、仕事の合間を縫って趣味も楽しんでいます。特に力を入れているのはコーヒー豆の焙煎で、月に1回、赤坂のスナックを間借りしてスペシャリティコーヒーの店を開いています。

Production director
Production director
Production director
Environmental counselor
Environmental counselor
Environmental counselor
Environmental counselor
Environmental counselor
Environmental counselor

また、環境省登録の環境カウンセラー、かながわ森林インストラクターという顔もあります。僕はもともとアウトドアが大好きで、若い頃はよくキャンプに、それこそ年間50泊ぐらい出かけていました。

ただ、病気のこともあって今はやめています。万が一、山で倒れて人に迷惑をかけてはいけませんからね。

心内膜炎から心臓弁膜症を併発して手術へ

Endocarditis
Endocarditis
Endocarditis

病気はある日突然やってきました。60歳になる直前、人間ドックで異常なしと言われてから2ヶ月後のことでした。仕事中にひどい悪寒に襲われ、早退して帰宅する途中に駅で動けなくなってしまったんです。

すぐに救急搬送されましたが、検査しても原因が見つからず、その日はいったん自宅に帰りました。

Endocarditis
Endocarditis
Endocarditis

ところが翌朝には39度超えの高熱で、今度は違う病院に救急搬送。そのまま緊急入院となり、詳しい検査の結果「感染性心内膜炎」と診断されました。この病気は発症初期の診断が難しく、原因がわからないまま重症化してしまう人も少なくないそうです。その点、僕はすぐに診断がついて治療を始められたので、今振り返れば運がよかったなと思います。

医師からは「この病気は心臓などに問題を引き起こすから、後で心臓手術が必要になる可能性がある」と聞かされました。その説明通り、入院後まもなく心臓に4つある弁のひとつ僧帽弁が閉じず血液が逆流する僧帽弁閉鎖不全となり、約2ヶ月後に僧帽弁を正常な状態に戻す弁形成術を受けました。

approached the surgery
approached the surgery
approached the surgery
approached the surgery
approached the surgery
approached the surgery

すべてがバタバタと、選択の余地なく決まっていったという印象です。あれこれ考えたりもしましたが、結局、自分が何かできるわけではないので、手術には「考えるのはやめて運を天に任せよう」という気持ちで臨みました。

病気や治療法については、入院中にスマホでかなり調べましたが、それは不安というより興味から。不安より探究心が勝ってしまうのはライターの性かもしれませんね。

Started rehabilitation
Started rehabilitation
Started rehabilitation

手術の翌日からICUでリハビリを始め、10日後に退院できました。とはいえ手術で胸骨を切っているため、骨が元に戻るまで胸にバストバンドを着けて固定していなければいけません。動きを制約されながらも、入院中に衰えた筋力の回復を目指して毎日散歩に出かけ、始めは妻に付き添ってもらいながら少しずつ距離を伸ばしていきました。普通に生活できるようになったのは、退院の3ヶ月後ぐらいでしょうか。

仕事は在宅ワークから徐々に復帰して、今は以前のようにほぼ毎日出社しています。夜遅くまで働く日もありますが、あまり無理をすると妻に「拾った命を大切にしないでどうすんの」と怒られるので(笑)、できるだけ自重するようにはしています。

Started rehabilitation
Started rehabilitation
Started rehabilitation

病気を語る場として「スナック心不全」を主催

病気を経験したことで、新しい世界にも出会えました。患者支援団体「PPeCC(ピーペック)」の集まりに参加したところ、病気の当事者というこれまであまり接することのなかった人々に会うことができ、当事者として同じ目線で悩みもたくさん聞けました。知らなかった世界に触れることで視野が広がったと感じています。

常連客として通っていたシェアスナックを借りて、友人の男性看護師と「スナック心不全」を開いたこともありました。お酒を飲みながら、自分の経験を色々な人に聞いてもらえればと思ったんです。心不全は確かに深刻な病気ですが、僕としては話のネタを一つもらったと前向きに捉えて、積極的に語っていきたい。そんな気持ちから、Webなどでも少しずつ発信を続けています。

Share experiences
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経験談とコーヒーの魅力を多くの人に届けたい

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入院からの経緯や病気について調べた情報は、コンテンツ発信サービス「note」に細かく書きました。根底には、心臓病のことを皆に知ってほしいという思いがあります。あらかじめ正しい知識を持っておけば、いざ病気になったときも病院選びや治療の手立てなどにおいて自分なりの選択ができる。そこに役立つ情報を多くの人に届けたいと思いました。

僕は感染性心内膜炎になったとき、当事者が書いた経験談を読みたくて一生懸命検索しました。でも、まれな病気のためかそうした記事はほとんど出てこなくて……だから自分はnoteに残そうと思ったんです。僕の闘病記録がいつか、同じ病気にかかった人の役に立ったらうれしいですね。

Explore coffee
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今後は、コーヒーの魅力をさらに探究していきたいと思っています。コーヒーって一品一品にストーリーがあって、例えば僕が扱っているネパール産の豆は、現地の人が「若い人たちが働ける場を」と栽培を始めたものです。

その豆を焙煎して日本の人々に提供し、同時に作り手の思いや秘められたストーリーも届けていきたい。そして、得られた反響をフィードバックすることで彼らの役に立ちたいと思っています。美味しいことはもちろんですが、農園や栽培方法、地域への貢献などコーヒーにまつわるサステナビリティについても伝えて行きたいです。心臓病の経験と併せて、そうしたコーヒーの魅力もしっかり発信していくつもりです。

Explore coffee
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上記の患者さんのインタビューは、エドワーズライフサイエンスが、実際の患者さんのご経験を伺い、書き起こし、編集したものです。記載された症状や治療、治療後の生活などは個々人によって異なり、すべての方にあてはまるものではなく、また特定の治療等を推奨するものでもありません。ご自身やご家族の症状や治療について気になることがございましたら、医師にご相談ください。

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心臓手術経験者インタビュー

「動きだす、心のそばに。」

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心臓病の治療を経て、ふたたび歩み始めた方々の インタビューを

紹介しています。病気がわかった時の思いや治療の様子、心境の

変化など、心臓手術経験者の生の声をお届けします。

心臓手術経験者の声、
募集します。

治療を経て、ふたたび動きはじめたあなたの夢や未来を教えてください。あなたの声が、同じ病気を抱える方々の心を動かす力になります。

holding hand
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