プレスリリース

カリフォルニア州アーバイン、2018年9月26日 ― 構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションを世界的にリードするエドワーズライフサイエンス社（NYSE：EW）は、心臓弁膜症の治療機会を十分に得られていない世界各地の方々の負担軽減を支援するために、疾患教育・スクリーニング検査・治療の機会を提供する“Every Heartbeat Matters”プログラムを推進しています。このたび、今年第60回を迎えた教育イベントにおいて、エドワーズ社はこの活動の目標である「2020年までに100万人支援」をすでに達成したことを発表しました。この活動では、エドワーズライフサイエンス基金が助成金を、エドワーズ社が心臓弁膜症治療技術を提供し、非営利団体60団体と連携して取り組みを推進しています。今回の達成に伴って支援目標人数が上方修正され、2020年までに150万人支援を目指すことになりました。

エドワーズライフサイエンス基金及びエドワーズライフサイエンス社コーポレートギビング担当専務取締役の Amanda Fowlerは次のように述べています。
「心臓弁膜症に関する世界的課題に共同で取り組み、大きな医療格差に悩む方々を支援するコミュニティ結成を目指す私たちの呼びかけに応えて、2014年に数十件の非営利団体の方々が専任団体として活動にご参加くださいました。これによって有意義な連携体制を築くことができ、治療機会を十分に得られていない患者さんのニーズ充足に向けた取り組みの効果を高めることができました。私たちは慈善寄付の大半を投入してこのコミュニティを支援し、危険な状態にある世界中の心臓弁膜症患者さんに影響をもたらす活動を先頭に立って推進してきました。今後もこの取り組みを継続していく予定です。」

米国Mount Sinai Health System（マウント・サイナイ・ヘルス・システム）心臓外科部長兼American Association for Thoracic Surgery（米国胸部外科学会）会長兼米国Mitral Foundation（僧帽弁基金）会長のDavid H. Adams氏は次のように述べています。
「生命を脅かす心臓弁膜症を抱えていながら、十分な治療機会を得られずにいる方が現在数百万人も存在します。その中心となるのがリウマチ性心疾患及び低所得の患者さんです。“Every Heartbeat Matters”は、単なる資金援助活動ではありません。皆で力を合わせて問題を解決し、治療機会を十分に得られていない患者さんをケアする新しいアプローチを見出し、互いに学び合いを深める助けになる有益な共同体（コミュニティ）なのです。」
“Every Heartbeat Matters”の2014年から現在までの主な実績は下記のとおりです。データの分析と発表に当たっては、「治療機会を十分に得られていない方々への影響」のみに限定した正確な数値になるよう、データを厳密に集計し、控え目に発表しています。

・活動参加（パートナー）非営利団体数：60団体

・治療機会を十分に得られていない方のうち、本活動による公衆衛生教育を受けた方の数：約90万人

・治療機会を十分に得られていない方を治療する臨床医の先生方のうち、本活動による教育訓練を受けた方の数：1万7,000人以上

・治療機会を十分に得られていない方のうち、本活動による心臓弁膜症スクリーニング検査を受けた方の数：8万人以上

・治療機会を十分に得られていない方のうち、本活動による心臓弁膜症治療を受けた方の数：約5,000人

・治療機会を十分に得られていない方のうち、本活動による支援を受けた方の居住国：36カ国

エドワーズ社とエドワーズライフサイエンス基金によるこの活動への投資額は2020年までに約3,000万ドルに達する見込みです。“Every Heartbeat Matters”が今後も成功を収め続けるためには、パートナーの皆様との連携体制が欠かせません。活動にご参加いただける新規パートナーの方々を現在も募集しております。活動内容等の詳細はEveryHeartbeatMatters.orgをご覧ください。エドワーズ社のYouTubeサイトでは、Every Heartbeat Mattersがもたらす影響の詳細や、必要としていた革新的治療を受けた1人の患者さんの物語、Berthony Bertrandさんの事例をご紹介しています。こちらも併せてご覧になってください。