プレスリリース
米国本社プレスリリース
この資料の原文は、米国エドワーズライフサイエンス社が発表した英語の報道資料です。以下の翻訳は、日本の報道機関向けに参考として提供するものです。本資料の内容・解釈については、英語版の原文を参照してください。また、文中には日本では未承認、または適応外使用となる製品についての記述が含まれることがあります。
英語版は http://www.edwards.com/newsroom/press-releases からご覧ください。
米エドワーズライフサイエンス社、2018年第2四半期の業績を発表
カリフォルニア州アーバイン、2018年7月26日— 構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションを世界的にリードするエドワーズライフサイエンス社(NYSE:EW)は本日、2018年6月30日までの第2四半期の業績発表を行いました。
第2四半期および現況のハイライト
- 売上高は12%増(実質ベース10%増)
- 全世界の経カテーテル生体弁(THVT)売上高は20%増(実質ベース12%増)
- 一株当たり利益(EPS)は54%増、特別項目が寄与(調整後EPSは15%増)
- 2018年の調整後EPSの予想範囲を4.50%~4.70%から4.60~4.75%に引上げ
- Cardioband tricuspid valve reconstruction systemがCEマークを取得
- CMSがTAVIに対する医療保険給付金の決定書(NCD)に関する検討を再開
エドワーズライフサイエンス社会長兼CEOのマイケル・A・ムサレムは次のように述べています。「革新的な治療法の好調な販売に牽引され、全体で2桁成長を達成することにより第2四半期において好業績を収めることができて嬉しく思います。調整後売上高が実質ベースで10%増加したことは我々の期待通りであり、2018年の実質売上高の増加が10%~11%の間であるという予想に沿うものでありました。エドワーズ社の製品ポートフォリオ全体が広範囲に成長しました。今後の展望としては、いまだ構造的心疾患の治療や診療が十分ではないため、引続きこれらに関する認識を高め、全力で革新的な救命治療を提供していくことにより、今よりもずっと多くの患者さんが恩恵を受けられるようにしていきます」。
2018年第2四半期の業績
2018年6月30日までの第2四半期の売上高は12%増の9億4,400万ドルとなりました。調整後総売上高は、前年同期比10%増の9億7,200万ドルでした。当期の希薄化後EPSが1.32ドル、調整後EPSは15%増の1.24ドルでした。
経カテーテル生体治療(THVT)
当期のTHVT売上高は、前年同期比20%増または実質ベース12%増の5億8,500万ドルとなりました。順調なカントリーミックスの結果、エドワーズの平均販売価格は全世界的にみて僅かに上昇しました。経カテーテル大動脈弁留置術(TAVR)による治療の全世界的な推計が10代半ばの患者さんの間で引続き伸びる一方、エドワーズの全世界での成長は、米国以外の国におけるシェアの減少により低いものとなりました。
ムサレムは次のように述べています。「SAPIEN 3 生体弁の臨床成績が依然として最高クラスのものであり、SAPIEN 3 UltraおよびCENTERA 生体弁を今年度後半に投入することで、リーダーとしての地位が確固たるものとなることを期待しています。これとは別に低リスク症例のFDA承認後に行われる、2019年3月のACCにて発表されるPARTNER3 Trialの結果を心待ちにしています」。
当四半期中、エドワーズはCardioband tricuspid valve reconstruction systemがCEマークを取得したことを発表し、このシステムを用いた治療が開始されました。
外科用弁膜症治療製品部門およびクリティカルケア製品部門
外科用弁膜症治療製品部門の当四半期の売上高は1億9,000万ドルで、前年同期比で8%の減少、実質ベースでは3%の増加となりました。調整後売上高は、外科用弁の委託先変更の影響を排除したものです。新たなプレミアム大動脈弁治療製品により、外科用弁膜症治療製品部門の実質ベースにおける売上増加率は、全体の症例数の増加率よりも高くなりました。
クリティカルケア製品部門の当四半期の売上高は、1億6,900万ドルで、前年同期比で15%の増加、実質ベースで12%の増加となりました。この増加の要因は、製品ライン全体(主に最新の血行動態モニタリングプラットフォームであるヘモスフィア)の堅調な伸びと、米国でのグループ購買組織(GPO)の新規契約によるものでした。
その他の結果
当四半期の調整後粗利益率は前年同期の75.3%から74.4%に減少しました。これは、為替の影響および事業への継続投資の影響によるものですが、これらの影響の一部は、より利益率の高い製品構成によって相殺されました。
当期の販売および一般管理費は、13%増加して2億7,500万ドルとなりました。これは、人事関連の経費およびユーロがドルに対して強含んだことによるものです。
当期の研究開発費は、15%増加して1億5,400万ドルとなり、売上高の16%に達しました。これは主に、治験費用を含むTHVTプログラムへの継続的な投資によるものです。
当期の税率は、米国の税制改革に起因する税務監査および税務対策の終息による恩恵を受けました。特別項目の影響を除けば、税率は10%でした。エドワーズは現在、特別項目を控除した2018年の税率を前回の予想範囲である13~16%のうち低い方になると予想しています。
営業活動によるキャッシュフロー1億4,000万ドルから設備投資費5,300万ドルを差引いたフリーキャッシュフローは、8,700万ドルでした。
2018年6月30日時点の現金・現金等価物および短期投資は総計14億ドル、負債総額は12億ドルでした。
今後の見通し
2018年上期の業績の堅調さを考慮し、売上高の予測範囲である35億ドル~39億ドルの高い方を達成するという強気の姿勢を継続します。さらに、2018年の調整後EPSの予想範囲を4.50ドル~4.70ドルから4.60~4.75ドルに引き上げます。
現行の為替レートを前提とした2018年第3四半期の総売上高は、9億ドル~9億5,000万ドルの範囲内、調整後EPSは0.93ドル~1.03ドルの範囲内になると予想しています。
ムサレムは次のように述べています。「私たちは売上高が引続き堅調に伸びる見通しであることを確信しており、世界中のより多くの患者さんを救うことにこれからも心血を注いでいきます。最先端の革新的な技術を用いて、本業の成長を促進することに注力しつつ、将来のための積極的な投資を継続します。数十億ドル規模の市場機会を追求すれば、リーダーシップの礎に基づき長期的な成功、および、株主価値の増大を有利に進めることができるでしょう」。
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