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プレスリリース

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米国本社プレスリリース

この資料の原文は、米国エドワーズライフサイエンス社が日に発表した英語の報道資料です。以下の翻訳は、日本の報道機関向けに参考として提供するものです。本資料の内容・解釈については、英語版の原文を参照してください。また、文中には日本では未承認、または適応外使用となる製品についての記述が含まれることがあります。

英語版は http://www.edwards.com/newsroom/press-releases からご覧ください。


米エドワーズライフサイエンス社、2018年第3四半期の業績を発表

カリフォルニア州アーバイン、2018年10月23日- 構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションを世界的にリードするエドワーズライフサイエンス社(NYSE: EW)は本日、2018年9月30日を期末日とする第3四半期の業績発表を行いました。

第3四半期および現況のハイライト

・売上高は10%増、実質売上高1は11%増
・全世界のTHVT売上高は16%増、実質売上高は13%増
・一株当たり利益(EPS)は34%増、調整後1EPSは27%増
・2018年度通年の全社調整後売上高およびEPSの予想範囲は据え置き
・第4四半期におけるTHVTの実質売上高予想は下方修正、クリティカルケア部門の予想は上方修正
・CENTERA弁システムにつき、米国では研究を開始、欧州では市場投入
・PASCAL僧帽弁修復システムに関する米国でのピボタル試験開始が承認される

会長兼CEOのマイケル・A・ムサレムは次のように述べています。「第3四半期の好調な業績を報告できることを嬉しく思います。当社が誇る様々な革新的技術によって、見込みどおり実質ベースで11%の売上増を達成することができました。現在までの順調な業績は、次年度の好調な財務業績にもつながるものですが、また一方では将来の成長のための積極的な投資も行っていきます。今後については、最近の知見に基づけば、当社の革新的な救命治療は、現時点では致命的で処置不十分とされる構造的心疾患を持つさらに多くの患者さんに恩恵をもたらすという確信を強めています」。

2018年度第3四半期の業績

2018年9月30日を期末日とする第3四半期の売上高は、9億700万ドルと10%増加しました。調整後総売上高は9億2,100万ドルと、前年度第3四半期に対して11%増加しました。当四半期の希薄化後一株当たり利益は1.06ドル、また調整後一株当たり利益は27%増の1.07ドルとなりました。
経カテーテル弁治療(THVT)
当四半期においては、THVTの売上高は5億5,800万ドルと、前年度第3四半期に対して16%、また実質ベースでは13%の増加となりました。世界的なTAVI(経カテーテル大動脈弁治療)の推定実施例の増加率は、10%台半ばで堅調に推移しています。エドワーズの全世界的売上高の増加率がその率を下回っているのは、米国以外でのシェアがわずかながら年々下がっていることと、特許権使用料収入の減少によるものです。世界全体では、同社の平均販売価格は安定的に推移しています。
エドワーズは欧州の特定市場で、機能が豊富なCENTERAプラットフォームの導入を開始しました。また、SAPIEN 3 Ultra systemのCEマークを第4四半期に取得する手続きも順調に進んでいます。また同社は、最先端の弁とデリバリーシステムであるSAPIEN 3 Ultra systemによる治療の成功率を高めるため、欧州における計画的な展開戦略の実施を決定しました。
経カテーテル僧帽弁・三尖弁治療
最近の医学学会における重要な進展として、大規模な臨床試験における成功事例から、僧帽弁の逆流を減少させることの重要性が明らかとなりました。このことからエドワーズは、この大きなビジネスチャンスに取り組むという治療法ポートフォリオ戦略に、おおいに自信を深めました。THVTの一部であるCardiobandシステムについては、供給トラブルが続いているため、第3四半期の売上はその制約を受けました。この供給トラブルは第4四半期も続く見込みです。一方米国においては、原発性僧帽弁逆流の患者さんに対するPASCAL僧帽弁修復システムのピボタル試験が、首尾よく承認の運びとなったことをお知らせします。

外科用弁膜症治療製品およびクリティカルケア

外科用弁膜症治療製品部門の当四半期の売上高は、1億8,500万ドルと前年度第3四半期比で6%の減少、また実質ベースでは3%の増加となりました。この増加の原因は、大動脈弁ユニットの販売量が堅調であったことと、新しい大動脈弁が継続的に採用されたことです。エドワーズはまた、インスピリスRESILIA大動脈弁を先月日本で発売しました。
クリティカルケア製品部門の当四半期の売上高は、1億6,400万ドルと対前年比14%、また実質ベースでは15%の増加となりました。製品ライン全体が好調でしたが、とりわけ血行動態モニター「ヘモスフィア」に対する需要が寄与しました。本四半期は、米国における売上が、グループ購買組織(GPO)の新規契約にも支えられてとくに堅調でした。2018年度通年における実質売上高の増加率は、6~8%の範囲と予想されていましたが、現時点ではそれを超えるものと見込まれています。

その他の財務業績

当社の当四半期における調整後売上総利益率は75.5%と、前年同期の74.4%を上回りました。この増加は主として、製品構成の利益率の向上と、昨年プエルトリコで計上したハリケーン・マリア関連費用が本年は発生しなかったことによるものです。この利益の一部は、生産能力拡大のための継続的な投資によって相殺されました。
当四半期の販売費および一般管理費は、人事関連費用の影響で10%増加し、2億7,000万ドルとなりました。
第3四半期の研究開発投資は、13%増の1億6,200万ドル、売上高比では18%となりました。この増加は主として、臨床試験費用など経カテーテルプログラムに対する継続的な投資によるものです。
当四半期の税率は9.2%と、前年同期の19.7%を下回りました。この減少は米国の税制改革によるものです。特別項目の影響を除けば、税率は14%でした。
第3四半期のフリーキャッシュフローは2億5,700万ドルでした。内訳は営業キャッシュフローが3億4,200万ドル、設備投資支出が8,500万ドルとなります。
現金、現金等価物および短期投資の合計は2018年9月30日時点で16億ドル、負債の合計は12億ドルでした。

今後の見通し

通年では、エドワーズ全体の売上高見通しを35億ドルから39億ドルの範囲内での高い方に据え置きます。THVTの実質売上増加率は、1~9月については12.5%でしたが、2018年度通年の増加率については、Cardiobandシステムから多くを期待できないこと、およびSAPIEN 3 Ultraの展開戦略の修正を余儀なくされたことから、1~9月と同程度の水準に留まると予想します。さらに2018年度通年の調整後一株当たり利益については、引き続き4.60ドルから4.75ドルの範囲内になると予想します。
2018年度第4四半期については、現行の為替レートを前提とすれば、調整後売上高を9億5,000万ドルから10億ドルの間、調整後EPSは1.05ドルから1.20ドルの間と予想します。
ムサレムは次のように述べています。「当社は、売上高が引き続き順調に増加していくという見通しに依然自信を持っており、また世界中のより多くの患者さんを救うことに情熱を燃やしています。最先端の革新的技術によって自律的な成長を続けることに注力しつつ、併せて将来に向けた積極的な投資も行っていきます。数十億ドル規模の市場機会を追求していくにあたり、当社は、社員のリーダーシップ涵養や、研究開発中の製品の充実したラインナップにより、長期的な成功の持続と株主価値の増大のための十分な体制を整えています」。

お問い合わせ

メディア向け連絡先

Amy Hytowitz
(VP, Global Communications)

日本法人 広報部
03-6895-0301 (大代表)